ナイロビから、ビジマナ・フランソワのストーリー

Published
2021年07月12日

REIは、ケニアのナイロビにある「Refugee Engagement and Empowerment Programme (REEP)」を支援しています。このプログラムでは、都市部に住む避難民が受け入れ先のコミュニティに溶け込み、経済的に自立できるように、識字能力や計算能力を高めるクラスのほか、専門的なトレーニングや仕事の斡旋を行います。このプログラムは、アフリカ最大級の避難民人口を抱える国であり、都市部の避難民が貧困や、危険な環境での不当な賃金の仕事による搾取に直面することが多い中、特に重要なものです。

ビジマナ・フランソワさんは、1994年のルワンダ大虐殺の際に逃れなければならなかったルワンダ避難民です。母親と兄弟と一緒にケニアに到着した後、フランソワは生計を立てる方法を模索し、2015年から「マンダジ」と呼ばれる甘い揚げパンのスナックを売り始め、1日の収入は約1000ケニアシリング(9.28米ドル、1021円)になりました。

REEPの支援により、フランソワは起業家としてのスキルを身につけ、生産能力を拡大し、1日に21,000ケニアシリング相当のマンダジを販売することができるようになりました。また、事業所をより広い場所に移し、若いケニア人避難民を2人雇い、現在はカフェにするための準備を進めています。フランソワさんは、この地域の多くの若い避難民の模範となっています。彼はやる気があり、達成感があり、小さなビジネスで自分と他人を支えていることに誇りを持っています。

プロジェクト資金は、避難民の自立を支援するためのワークショップ、法律相談クリニック、トレーニングクラスの実施費用にあてられています。REEPの活動を支援するために、こちらから寄付をお願いします。