持続可能な社会への取り組みSDG16
Published
2022年11月27日
2022年11月27日
REIの運営は、透明性が保たれていて、資金がどのように使われているかの説明責任も果たしています。REIが資金支援をするプロジェクトが、国連による持続可能な開発目標(SDGs)16「平和と公正をすべての人に」の達成にどのように役立っているか、見てみましょう。
<< TARGET 16.1:あらゆる場所で暴力を減らす >>
- REIの資金提供により、カレンニ・ソーシャル・ディベロップメントセンター(KSDC)人権プログラムでは、過去15年間でタイとミャンマーの国境にある避難民キャンプで575人以上のカレンニの学生が教育を受けることができました。
- これは、カレンニー州の人口500人に約1人に相当します。
- ミャンマーの国内だけでなく国外でも、人権保護について理解できる人々が多ければ多いほど、ミャンマー内戦中やその直後に起こっていることに、より多くの人が関わることができることを意味します。
<< TARGET 16.3:法の支配を促進し、司法への平等なアクセスを確保する>>
- カレンニ・ソーシャル・ディベロップメントセンター(KSDC)人権プログラムでは、毎年45〜50人のカレンニ避難民と国内避難民の若者を対象に講習を実施しています。コース科目は次のとおりです。
- 人権
- 法の支配
- ジェンダーの平等と展望
- 環境
- 民主主義
- 若者たちがこれらを学ぶことで、カレンニ州の地域社会における問題に関心を持つようになっていることは確かです。
<< TARGET 16.6:説明責任を果たし、透明性のある制度を策定>>
- REIは、NPO法人に関する東京都条例を遵守しています。
- 各プロジェクトは、前年度の資金配分とプロジェクト活動を記載した年次報告書を提出する必要があります。
- REIの累積財務は、以下の年次報告書でご覧いただけます。 https://rei-npo.org/en/about/reports/
<< TARGET 16.7:対応的、包摂的、参加型及び代表的な意思決定の確保>>
REIは、避難民、国内避難民、帰国避難民、受入国の地域社会の声に耳を傾け、彼らが できること、したいことを理解しています。
REI支援プロジェクトの中で見られる「平等」の例
- レバノン幼稚園プロジェクトは、複数の心理社会的支援スタッフを雇用しており、その多くは避難民自身です。シリア避難民の子供たちや家族特有のトラウマといった不安を我がことのようにわかるからです。
- タイ・ミャンマー国境のリハビリテーション・プログラムの中心スタッフの61%が女性です。
<< TARGET 16.a:情報公開の確保と基本的な自由の保護>>
- カレンニ・ソーシャル・ディベロップメントセンター(KSDC)では、人権保護と環境保全を促進し、これらの問題に関する知識を広めるために、パートナー組織同士が率先して連絡をとり合っています。
センターを卒業したばかりの避難民が、KSDCでのトレーニングがいかに人生を変えたかについて話しています。 「ビルマ(現ミャンマー)にいたとき、自分がどのような権利を持ち、軍事政権下でどのような権利を失ったのかを理解していませんでした。また、誤って他人の権利を犯した可能性があること、あるいは私たちに権利があることすら理解していませんでした……今、[KSDCでの人権についてのトレーニングのおかげで]法の支配は、私たちのコミュニティが理解し、従うべき不可欠なものであることを認識しています。私たちの社会の法律遵守の欠如は、私たちが真の平和、正義、または発展を得ることができないことを意味しているのです……」