未来の構築のトレーニング

Published
2013年06月01日

Agency: DARE (Drug and Alcohol Rehabilitation Education

このプロジェクトでは、タイービルマ国境のキャンプに住んでいる難民と将来ビルマに戻って来る難民のために、薬物とアルコール中毒撲滅の実現に向けてDAREネットワークの力を高めようとしている。1人のインターンがビルマでDAREの薬物濫用に関するマスタートレーナーになるために訓練を受け、さらに20人の難民が再定住で第三国に行った人の代わりに、キャンプで薬物に関する活動家になるために6カ月間訓練を受ける。また20人の若者とその家族が薬物濫用のために治療を受ける。

難民の第三国での再定住の影響でDAREネットワークは、残っているスタッフのトレーニングの再検討と共に、代わりのスタッフの補充とトレーニングの計画をする必要に迫られている。ビルマの変わりつつある状況は少しずつの希望をもたらしているが、和平への話し合いは徐々にしか進展せず、いくつかの少数民族の地域では紛争が続いている。しかし、もし和平の話し合いがうまくいき安全であると考えられるなら、DAREネットワークは最終的に難民が故郷のカレン州に戻るのに随行することを望んでいて、このための計画は進行している。

このプロジェクトは、訓練を受けた人たちを支援して、彼らが20人の若い依頼者とその家族のために、実践で指導を受けた経験をふまえて身に付けた理論を治療のサイクルの中で実践できるようにする。薬物の活動家になるための選考プロセスは非常に徹底していて、個人的に家族または隣人を通して薬物濫用に巻き込まれた候補者が優先される。別の必要事項は、訓練を受けた人はビルマに行きそこのコミュニティに関わって活動し、DAREのビルマでの薬物問題の支援という長い期間の目標に関わって仕事をする意思があることである。

追加情報

DAREネットワークは12年間、地方の少数民族のコミュニティに関わって活動してきている。目標は、タイービルマ国境で薬物濫用の問題に取り組むため、薬物に関する意識を高め、協力し合える民族の文化に合った方策を作り出すことである。REIは8年間この活動を支援している。

薬物とアルコール依存の治療のサイクルは薬品に頼らないもので、民族の文化に合ったさまざまな治療法と共に、ビルマの薬草、針療法、薬草風呂、昔からの言い伝えを使うものである。HIV/エイズ教育も治療のプロセスの1部である。再発しない割合は北アメリカでこの2年で20~30%に対し、この地域ではこの10年で63%である。

成果

DAREは、3人のマスタートレーナーを実習期間も含め養成し、そのことはキャンプの内外で組織の役割を増している。 DAREはまた5か所の難民キャンプから22人の新たな薬物中毒に関する活動家(トレーナー)を養成した。これらの活動家は理論的で実践的な活動により知識を得て、今はキャンプで他の人たちに中毒を防ぐ方法を教えることができる。

さらに18人の新しい患者が治療を完了した。

「私は一生薬物とアルコールに手を出さないと決め誓っています。治療を終えたら妻についていき、ずっと共に働き心地よい家庭を作り過ごすつもりです。」