持続可能な社会への取り組みSDG5

Published
2022年11月10日

REIは、国連により2030年までに達成するとされた持続可能な開発目標(SDGs)にのっとって、前向きで永続的なコミュニティ主導の変化を呼び起こすことを目指しています。REIのプロジェクトがSDGsの4番目のゴール「ジェンダー平等を実現しよう」にどのように貢献しているか、見てみましょう。

<< TARGET 5.1: あらゆる場所におけるすべての女性および女子に対するあらゆる形態の差別を撤廃する>>

  • 都市における避難民起業家育成プログラムの受益者全体の50%以上が若い女性で、特に家族のサポート体制がないシングルマザーが多いのが特徴です。
  • REIのKSDCトレーニングセンターへの支援により、ジェンダー視点でのプログラムがミャンマーのカレンニの若い避難民を対象に提供され、毎年50人以上が参加しています。
    • これらのプログラムを通じて得た知識は、カレンニ避難民や国内避難民のコミュニティに広がって、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを擁護する草の根活動を飛躍的に向上させています。

<< TARGET 5.2: すべての女性および女子に対する、あらゆる形態の暴力を排除する>>

タイ・ミャンマー国境の「薬物中毒回復プログラム」は、地元当局と協力し、女性に対する暴力の減少を目指しています。

  • このプログラムはミャンマーで唯一、男性を対象に性暴力削減教育を実施しています。
    • ここでの知識やスキルのトレーニングにより、避難民コミュニティでの暴力が減少し、男女間のパートナーシップのパワー・ダイナミクスが定量的に改善されました。

<< TARGET 5.5: 完全かつ効果的な女性の参加および平等なリーダーシップの機会を確保する>>

タイ・ミャンマー国境の「薬物中毒リハビリテーションセンター」は、「機会均等職員」として、組織内のすべてのレベルの採用について、女性に門戸を開いています。

  • キャンプベーススタッフの38%は女性です。
  • マスタートレーナーを含むコアスタッフの61%が女性であり(2014年の10%から大幅に増加)、チーム内で管理職を務める女性スタッフも少なくありません。

<< TARGET 5.6: 性と生殖に関する健康および権利への普遍的アクセスを確保する>>

合計3,544人のカレン州避難民のコミュニティメンバーが 「女性の健康意識」に関する教育訓練セッションに参加し、HIV/エイズ、リプロダクティブヘルス、母親の健康/栄養に関する重要な知識を学びました。

  • この情報は家族や友人の間で共有され、カレン州避難民のコミュニティにおけるWHAトレーニングの普及率を飛躍的に高めています。

ある新米ママは、WHAトレーニングの影響の大きさについて語っています。

「3人目の出産の際に、自分が本当に必要としていた治療と健康への意識づけを受けることができました。健康や衛生についての新たな知識は、家族全員の生活をより良いものにするために役立っています。過去を振り返ると、最初の2人の赤ちゃんは健康についてあまり知識がない中で育てたので、この子達を不憫に思います。このプロジェクトは、母親と赤ちゃんにとって、実用的かつ深い意味で有益であり、私に希望と安らぎを与えてくれると、心から言えます。」