REIアンバサダーとは?

Published
2025年11月25日

REIの活動を支える大きな力ーーそれは、私たちの想いに共感し、それぞれの場所で広めてくださっている「アンバサダー」の存在です。REIアンバサダーの皆さんは、寄付を呼びかけ、新しい支援者とREIをつなぎ、使命の輪を広げてくれています。

背景も仕事も年齢もさまざま。しかし共通しているのは、「力になりたい」という思いです。ここでは、3人のアンバサダーの取り組みをご紹介します。

茶の湯でつなぐ支援  江下直子さん

直子さんがREIを知ったきっかけは、友人でREIスタッフのエリソン安子さんから活動の話を聞いたことでした。避難民の自立に焦点をあて、効率的かつ直接的に支援を届けている点に強く心を惹かれたといいます。

安子さんから「お茶会でファンドレイジングをしたい」と提案されたとき、「これなら私にもできるかもしれない」と、茶道への情熱と支援したい気持ちが重なりました。そして、30年以上続けてきた茶道の経験を生かし、「Cup of Humanity(心の器)茶道体験会」を開催しました。数ヶ月にわたる準備の末に迎えた当日は、寄付額は目標を大きく上回り、多くの参加者が初めてREIを知る機会にもなりました。

活動に関わる中で直子さんの気持ちはさらに変化しました。
かつて「どこか遠い世界の人」と感じていた避難民について、「私たちと変わらない普通の人々。そんな普通な人たちが避難生活を余儀なくされているんだ」ということをあらためて実感したと言います。REIの使命に強く共感し、「微力ながらも貢献できた経験は、自分にも勇気をもたらしてくれました」と、これからも自分らしい形で支援を続けたいと考えています。

ケニアで見た 「尊厳を持つことの力」  奈良綾子さん

アクセンチュアで社会貢献プログラムを企画したことをきっかけにREIを知った綾子さん。少人数で資金を集め、世界各地へ確実に届けているREIの活動姿勢に惹かれました。

その後ガライベントでケニアのプロジェクトについて話を聞き、2024年に現地視察に参加。そこで見たのは、過酷な経験を背負いながらも誇りと希望を持ち前向きに生きる避難民の姿でした。厳しい状況のなかでも、目が輝き、笑顔を見せる人が多かったことは忘れられないと語ります。

もともとアフリカに関心を持っていた綾子さんにとって、「使命を持って訪れた旅」は特別な意味を持つものとなりました。帰国後は、現地で感じたことを社内外で積極的に伝え、REIに興味を持ってくれる人を増やすきっかけづくりを続けています。

インターンからアンバサダーへ   ジェイミー・ステグマンさん

ジェイミーさんのREIとの関わりは、2024年秋にインターンとして参加したことに始まります。SNSでの活動の発信を通じてREIの使命に共感を覚えましたが、本音は「頭では理解しているけれど実感がない」という感覚があったそうです。

転機となったのは、2025年2月のタイ・ミャンマー国境のプロジェクト訪問に参加したことです。そこでジェイミーさんは、REIが支援する「依存症治療プロジェクト」へ参加し、自らも依存症から回復した後に当センターのマネージャーとして仲間を支えているある男性に出会いました。「支援される側」から「支える側」へと、力強い変化を遂げた男性と出会い、REIの支援の意味を深く理解したと言います。

ジェイミーさんは、帰国後も大学院に通いながら活動を継続しています。REIウォーキングチャレンジへの参加や、REIの「フジロックのNGOビレッジ出展」を主導するなど、幅広い人々にREIの理念を届けてきました。今後は東京でのネットワークづくりにも力を入れていく予定です。

ジェイミーさんはこう話します。
「避難民も、私たちと同じ人間です。支援することは、より良い社会を一緒に築く第一歩だと思います。」

あなたも仲間に! 皆さんの小さな一歩が大きな力になります

直子さん・綾子さん・ジェイミーさんの活動は、誰もがREIの使命に貢献できることを示しています。イベントの開催、経験のシェア、SNSでの発信、周囲への声かけ…特別なスキルがなくてもできることはさまざまです。

ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
あなたの一歩が、未来をつくります。