避難民の職に関する契約や権限のためのプロジェクト

2015年02月20日
Agency: Caritas Nairobi
このプロジェクトは、避難民キャンプにいる人たちのような保護を受けていない、都市に住む避難民に焦点を当てている。これは避難民に対して教育や技術の養成を促進する。具体的には言葉の勉強を通して社会に融合すること、法の意識を高めること、職に就くための技術の養成をして小規模の企業を始めることを促進する。教育と技術の養成は、小規模プロジェクトの企画と組織化、マイクロクレジットと財政管理、性の平等といった多くの異なった分野に集中させる。避難民は法的な権利に関する情報を得て、支援を受けて永住のための申請書を出す。
これまで都市に住む避難民への支援は著しく不足していた。このプロジェクトはより包括的な方法で避難民のニーズに取り組むことを目指している。この計画では、能力を高め、技術を身につけ、法律に関する支援と言語能力を高めることを通して、少なくとも60人の避難民を支援する。技術の習得は食物提供の準備、理髪師や美容師、洋服仕立て養成に集中させ、避難民が技術を習得し小規模ビジネスを始められるように援助する。支援を受ける人は動機と貧困の度合いを基に選ばれる。それは次のような点である:財産や生産手段の所持、家族構成、収入、家庭の状況、職業上の地位、食料確保、健康状態、教育、基本的な福利や信用貸しの利用の機会、身体的概観、服装である。
長期間でこのプログラムは、家族への支援、雇用、コミュニティの発展を通して、300人あるいはそれ以上の人に間接的に利益を与えるだろう。
追加情報
ナイロビの都市避難民は根本的に全アフリカにわたり複雑である。人々は様々な理由で避難民キャンプより都市に住むことを選ぶこともある。もし特別の健康上の問題があるなら、医療サービスを受ける機会があることを望むし、自由であることやより良い雇用の機会があることを望む。しかし人々はその反対だということがわかり虐待や搾取を受け易くなることも多い。
カリティス・ナイロビは、ナイロビのカトリック管区(Catholic Archdiocese of Nairobi)の援助と発展部局である。1973年に設立され、人種、年齢、社会的背景、性別、宗教にかかわらず支援を行っている。
成果
指導者のための企画として、このプロジェクトは非常にうまくいったことが証明された。マイクロプロジェクトを運営し持続可能にしていくことと、コミュニティベースの組織の運営に関するワークショップが、ナイロビに住む158人の難民に行われた。読み書きのクラスのおかげで、人々が彼らのコミュニティによりスムーズに入っていくことができた。 少数の受講者のグループが市場に出せる職業の技術、(最も人気のあるのはケータリング)の訓練を受けた。協同組合が作られ登録されて、受講者は企業に関する知識や技術について議論することができた。
このプロジェクトは、難民が自身の権利やケニヤの法律を理解できるように3つの司法相談所を設置し、難民の紹介や契約についてアドバイスをしたり追跡調査をするためにデスクが作られた。彼らが直面する法律の難題に関する研究が、今後のプログラム化のため行われた。これらを始めたことで158人の難民は自信や自立心が大いに身につき、間接的にさらに多くの人たちも家族やコミュニティを通して役立てることができた。
このプロジェクトは、もし難民が働く自由があり自立ができれば、彼らがコミュニティや地域の経済の利益になれることを示している。
ケーススタディ
スマヤー・ムハンマド・アブディスバーはケータリングの職業訓練コースに参加し、今では食品の売店を出して、インジラ(クレープ)やソマリア産の他の食品を売っています。彼女は小さな部屋を借りて3人の子どもと住んでいます。もう生存のために友人に頼る必要はありません。