レバノンから、ユスラとマリアのストーリー

Published
2021年07月09日

REIが資金提供しているプロジェクトのひとつは、レバノン南部のワディ・ザインにあるシリア避難民の子どもたちのための幼稚園です。この幼稚園には100人の生徒が通っており、避難民コミュニティの教師が働いています。このプロジェクトを通して彼らは、現地にありがちな、搾取的な雇用形態の仕事の代わりに、もともと自分が持っている専門技術を活かした就職をすることができます。

Yousra and her daughter, Maria.

ユスラ・ヘンデヤさんは38歳です。彼女と夫はダマスカス出身ですが、戦争から逃れるためにレバノンにやってきました。彼らの娘二人はレバノンで生まれましたが、ユスラさんは娘たちがそれぞれの原点を忘れないよう、平和だった時の故郷シリアでの暮らしぶりを伝えるように努めています。

彼女の娘さんの一人、マリア・アル・シャリフちゃんは、この幼稚園の生徒です。このプログラムに参加する前彼女は孤立して、新しい言語を使うことにも苦労していました。でも今は、しゃべりすぎだと母のユスラさんが冗談を言うほどになりました。マリアは、幼稚園の友達や先生が大好きで、お母さんにダメと言われても学校に行きたいと言います。シリア避難民の学齢期の子どもたちのうち、教育を受けているのはわずか30%と推定され、シリア人の生徒がフランス語や英語を話すレバノンの公立学校でアラビア語を話すのに苦労することが多い現状です。この中でマリアの学校への熱意は、幼稚園プログラムの重要性を反映しています。

プロジェクトの資金は、教師や助手への給料の支給や、子どもたちが自宅でオンライン授業を受ける際のタブレット端末にあてられています。この幼稚園への支援は、こちらのページから寄付することができます。