難民女性と子どもに持続可能な力をつける

Published
2014年04月01日

Agency: Bienvenu Shelter

このプロジェクトは、南アフリカ、ヨハネスブルグのBienvenu Shelterの女性が、仕事を見つけたり、小規模ビジネスを始めるために役立つ技術とビジネスの知識を提供する。REIの資金援助で、12ヶ月の裁縫技術のトレーニングを援助し、それにより女性は技術を高め、英語やビジネスの知識も向上させることができる。 またプロジェクトリーダーはBienvenu Shelterやコミュニティの住民に子どもの保育支援をする。そのため、より多くの女性が裁縫プログラムに参加できることになる。全体として裁縫プロジェクトは、将来に希望が持てるようになるために役立つ技術を教えることでBienvenu Shelterの140人の女性に直接的な利益を与える。 

Bienvenu Shelterにやって来た女性は、経済的に安定した生活の確保を目指す中で多くの困難に直面していて、その結果ヨハネスブルグで家族を支え定住しょうとする女性の力が妨げられている。女性の多くは南アフリカ共和国に隣接している国々からの亡命希望者で、さらに北のコンゴ民主共和国、ソマリア、エチオピアなどから来る人も大勢いる。育った環境の結果、ほとんどの女性は南アフリカ共和国での生活に必要な英語力に欠けている。また新しい環境で職を確保するために新たな技術も身につけなければならない。REIの資金援助で、このプロジェクトは、故国で起きた紛争から逃れてやって来た未知の環境に女性が適応できるように支援する。

追加情報

Bienvenu Shelterはヨハネスブルグの最も弱い立場の難民や亡命希望者の女性とその子どもにきちんとした場所を提供するために、2001年に設立された。主な目的は、女性にヨハネスブルグで3ヶ月まで住むことができる安全な場所を提供し、その間落ち着けるようにすることである。この受け入れ施設プログラムは、弱い立場の難民女性とその家族の生活水準と自給自足を高めることを目指している。何年もの間に受け入れ施設は大きくなり、今はいつでも45人まで収容でき、この施設を使う女性と地域のコミュニティのためにより良い暮らしができるサービスを向上させ続けている。

成果

ビエンヴェニュ・シェルター(Bienvenue Shelter)は131人の女性に直接働きかけ、裁縫、コンピューター操作、人権のプログラムを行った。裁縫プロジェクトでは47人の女性が卒業し、28人が技術を生かすためミシンを受け取った。コンピューターのプログラムでは24人の女性がコンピューターの基本的な技術を身につけ卒業し、多くがもっと技術を高める研修を望んでいる。人権のプロジェクトでは60人の女性が参加し、住民資格等の書類の更新の仕方、医療の変更、外国人の子どもの教育へのアクセス、その他多くの大切な問題に関して3つのワークショップで学んでいる。女性たちはまた自分自身の経験や、女性や子どもに対する暴力について話し合った。参加者は受け入れ国で生きていくのに必要な手段を学んだので、このワークショップで力がついたと感じた。