グリーン・ファーマーズ宮城(東北地方)(2013年)

Published
2013年12月20日

Agency: OGA for Aid

このプロジェクトは、2011年3月の地震で壊滅的な被害を受けた東北地方の南三陸の農業とビジネスを復興させるために企画されている。プロジェクトの企画責任者は、REIの前の資金援助で、その地方に収入、職、持続可能な食物源をもたらすためにグリーン・ファーミングを創設し成功した。この企画をさらに拡大し効果を上げるために今必要としているのは、インフラ、設備、人員である。このような企画は、地域に人々とビジネスを呼び戻し、決して地元を離れなかった人々が以前のような正常感を再び持てるようにするために欠かせないものである。

REIと他のスポンサーの支援で、プロジェクトの企画責任者は、グリーンファーミングの企画と「おみやぎ」ビジネスを展開している。「おみやぎ」とはこの町がある宮城県と、町や観光地で売られている伝統的な日本のお土産のおみやげという言葉を合わせたものである。2011年の地震以来、グリーンファーマーズ宮城は、この農業企画をゼロから南三陸最大の農場にするため必死で働いてきて、ねぎ、ほうれん草、需要に応じて他の季節野菜を供給している。彼らを勇気づけることができ、きちんとしたインフラのおかげで、グリーンファーマーズは、今ではおみやぎビジネスのような企画で、地域への「被災地観光」も増えて利益を期待することができる。グリーンファーマーズは、また、今年は地元で作られたキムチ(普通は韓国製)の需要が増えるだろうと信じて、REIの支援金を使ってキムチ作りを始める。

とりわけREIからの支援金は、グリーンファーマーズの2つ目の野菜加工センターを作る支援になる。そのセンターはキッチンと作業場が一体化したもので、地域のボランティアがパンなどを焼いたり、地域のホテルや種々のビジネスで売るお土産を準備する。またREIの支援金は事業所の車の購入の1部として使われるが、それによりプロジェクトの責任者が効率よく活動でき、リースや外部の組織からの寄付に頼らないですむようになる。またプロジェクトリーダーは、REIの支援金を使って、2つ目の野菜加工センターから提供を受けた新たな場所で、農場から市場までのキムチ製造を始める予定である。

追加情報

2011年3月、日本、特に東北地方は経済被害という点で記録史上最悪の被害をこうむった。南三陸などの町は巨大東北地震に続いて起こった津波でほとんどすべて破壊し尽くされた。多くのグリーンファーマーズプロジェクトのリーダーと OGA for Aidのメンバーは、緊急支援をするため数週間の内に南三陸に行った。今も町の再建援助のために何人かが残っている。 REIは前にグリーンファーマーズの最初のプロジェクトの農業計画に支援金を提供し、その成功を見てうれしく思っている。

成果

REIはこのプロジェクトで、これまでとは違った形の支援をした。これは、REIができる最善のこと、困っている人への支援、をする必要性からだった。

グリーンファーマーズ・アソシエーションは農業に重点を置き、これまで東北地方で中心になっていたにもかかわらず、支援がないため遅れている地域を選んだ。プロジェクトで、今は利用できるようになった地域住民に、安く売って新鮮で栄養価の高い食物を供給できるような野菜の栽培が可能となる農業をすることと、土地を元に戻してきれいにし、再出発できるようにした。雇用や生産能力が高まりビジネスができるようになった。